こんにちは!元キャバ嬢のエリーです。
お客様からのホテルへの誘いにうんざりしていませんか?
もちろん絶対ホテルなんか行かない。
でも断って、怒られたり店に来てくれなくなったりするのは嫌だ…
今回は、そんな風に葛藤するキャバ嬢さんに向けた記事です。
お客様の機嫌を損ねないようにホテルを断る方法をご紹介します。
断り方次第で、売り上げが減るどころか伸びる可能性だってありますよ!
無理な要求をされ続けて「もうこんなの無理…キャバ嬢やめたい」と病んでしまった女の子に向けたメッセージも、読んで頂ければ幸いです。
「ホテルに誘われた」お客様の機嫌を損ねない断り方10選
みなさんが一番知りたいのは、ホテルに誘われたらなんて返せばいいか、ですよね。
余計なことを述べる前に、まずは具体的な断り方を一気に紹介していきます。
色々な断り方があるので、自分のタイプに合ったものを見つけてくださいね。
1.「また今度ね~!」
とりあえず鉄板の断り文句「また今度ね」とでも言っておきましょう。
「嫌です」「ダメです」「困ります」などは、お客様を断固拒否してしまうことになります。
お客様が冗談であっても本気であっても、多少なりとも傷ついてしまうでしょう。
「また次のチャンスがある」と期待感を持たせることで、ショックをやわらげましょう。
お客様がどんなテンションで誘ってきたとしても、使える断り方です。
2.「誰かにバレたらまずいよ」
「嫌です」とも言わず、変な期待を持たせることもなく断りたいならこれ。
「バレるのが怖い」と言うことで、ホテル行きを回避します。
不安そうな顔で言うのもいいし「バレたらまずいよ♡」と小悪魔チックに言うのもいいでしょう。
どうせお客様は「大丈夫、バレないって!」と言ってきます。
「私は心配性だから…」「そんな保証ないでしょ~」などと適当にかわしてください。
3.「奥さんに怒られちゃうよ」
これも「誰かにバレたらまずいよ」と似ていますが、奥さんというワードを出してお客様を現実に戻しましょう。
根が真面目なお客様なら、一発で退治できます。
遊び人のお客様には通用しないのですが、はっきりお断りするわけではないので角が立ちません。
4.「今日は勝負下着じゃないの~」
あまり品はよくありませんが、私はこの断り方をよく採用していました(笑)
なんとなくお客様への好意を匂わせることができるし、ちょっとドキドキさせられます。
断っているにもかかわらず、嬉しそうな顔をするお客様が多かったです(笑)
この言い方でホテル行きを断れば、絶対にお客様が切れることがありません。
むしろ、頻繁に通ってくれるようになる可能性も。
あなたのキャラとお客様のキャラに合えば、ぜひ一度試してみてください。
5.「他の女の子にも言ってるんでしょ~」
お客様の機嫌を損ねずにお断りするなら、こういった断り方もおすすめ。
その場を冗談っぽく切り抜けられます。
「またまた~。みんなに言ってるんでしょ?私は騙されませんよ~!あ、そういえば…」
と話を別の方向に持っていきましょう。
とにかくかわし続けてください。
6.「うふふ♡」
意外といいのが「ひたすら笑う」ことです!
お客様が何を言ってこようが、可愛く笑っておきましょう。
はっきり断るわけでもなく、かといって同意もしない。
ただただ微笑むだけでいいのです。
「そんな曖昧な態度で大丈夫⁉キレられるんじゃ…」と心配するかもしれませんね。
ですが、意外にも曖昧なリアクションをしておいた方がモテるんです!
人気がある子で、お客様から無理なことを言われても「うふふ」とおしとやかに笑うだけのキャバ嬢がいました。
ふし目がちで微笑み、たまにチラッとお客様を見ます。
その「何を考えているのか分からない」という態度は、お客様の探求心・好奇心をかきたてていたのです。
控えめなキャバ嬢さんに合う方法ですね。
7.「〇〇さんのことが大切だからこそ、そういう関係にはなりたくない」
自分の気持ちを示したいのであれば、まっすぐ伝えるべきです。
しかし「あんたとホテルなんか行くわけないでしょ!」と本音を言ってはいけません。
ワンクッション置いてから、はっきり断ってください。
「大切」の意味について、あまり詳しく述べる必要はありません。
これはお客様を肯定するためだけのワードだからです。
よく遊び人の男が「〇〇ちゃんのことは大事だよ」「〇〇ちゃんは特別な存在」とか言いますよね。
決して「好き」「愛してる」「付き合って」とは言わないのに。
これはその感覚に似ています!
ずるい遊び人男の真似をしちゃいましょう!(笑)
8.「抱かれたら本気になってしまう」
お客様を色恋営業でつなぎ止めている場合におすすめなのが「抱かれたら本気になってしまう」というセリフです。
遠回しで好意を匂わせつつ、断ります。
〇〇さんとそういう関係になってしまったら、私ダメになってしまうから…
〇〇さんに本気になっちゃったら、もうこのお仕事出来なくなってしまうよ
など「一線を超えたらダメになる自分が怖い」的なニュアンスで断りましょう。
色恋であなたにハマっているお客様には特に効果的です。
さらにお客様をヒートアップさせ、通ってもらえるでしょう。
ただし、ストーカーになるほどハマってしまうお客様もいるかもしれないので注意してくださいね。
9.「たった〇回しか同伴してくれてないくせに!」
強気キャラ・Sっ気キャラ・わがままキャラのキャバ嬢さんにおすすめの断り文句です。
お客様からの誘いであっても、上から目線で断ってしまいましょう。
そもそも、強気キャラのあなたをホテルに誘う時点で、本気ではないお客様がほとんどでしょう。
断られると分かった上で、言葉遊びをしています。
ドカンとインパクトのある断り方をすることで
〇〇ちゃんはさすがだな~。やっぱり手が届かない高嶺の花だ
と思ってもらえます。
他にも
はあ?全然シャンパンおろしてくれてないじゃん
私を誘うとか100年早いわ!
などもおすすめ。
ただし、ここまでのオラ営(強気な態度で接客する営業スタイル)は向き不向きがあります。
オラ営を好まないお客さんに対してやると、ただの失礼な人になることも。
難易度が高い断り方なので、新人キャバ嬢さんにはあまりおすすめできませんね。
10.「お客様とそういうことをするのは、プライドが許さない」
普段からキャバ嬢という仕事に真剣に向き合って、営業や接客を頑張っているならかなり使えるセリフです。
〇〇さんはとても素敵だと思う。でも今は大事なお客様だから。この仕事をしてる間は、そういうことしちゃいけないと思うの。私のキャバ嬢としてのプライドが許さないから
私がキャバ嬢じゃなくなった時は、どうなるか分からないけど(笑)
ポイントは
- お客様を拒否しているわけじゃないことを伝える
- 「お客様とキャバ嬢の関係でなくなった時はチャンスがあるかも」と思わせる
- 仕事熱心をアピール
です。
キャバ嬢をアイドル感覚で応援してくれるタイプのお客様に効果的です。
簡単に体を許さないことで、むしろ感動してくれるでしょう。
「なんて意思が強いんだ!もっとこの子を応援したい!ナンバー1にさせてあげたい!」となるのです。
【要注意】ホテルに誘ってくるお客様の特徴
お客様からホテルに誘われるのって本当に面倒ですし、病みますよね。
ホテルに誘ってくるお客様の特徴を把握し、困ったことになる前に回避する技術を身につけましょう。
ヤバそうなお客様とは距離を保つことも大切です。
お金を使ってくれない
意外ですが、経済的に余裕がないお客様ほどキャバ嬢をホテルに誘ってきます。
「ホテルに誘えるかどうか」「金を積めばヤれるか」という視点でしかキャバ嬢を見定めないので、無駄金を使いたがりません。
1人のキャバ嬢と信頼関係を築こうという気持ちはないのです。
いますよねこういう人!
私もホテルを断り続けたら指名替えされたことがあります…
「ホテルに行けないのなら乗り換える」というスタンスの痛客には注意しましょう。
見返りを求める
「高いお金を払っているんだから、自分の思い通りにできて当然」と思っているお客様は、ホテルに誘ってきます。
普段から「こんなに金を使っているのに」「俺が何回指名したと思ってるの?」などと言ってくるお客様には注意してください。
本当にいいお客様は、キャバ嬢に無償の愛を注いでくれます。
「〇〇ちゃんが幸せなら、俺も幸せ」といった感じです。
キャバ嬢は、こういう神客に恋に落ちてしまうものです。
お触りが激しい
キャバクラはお触り禁止なのに、酒に酔うと平気で触ってくる人もいます。
こういう男性は、調子に乗るとどんどんエスカレートしてくるでしょう。
キャバクラは風俗店ではありません。
その違いを理解できていないお客様は危険です。
遊び慣れている
夜の店で遊び慣れたお客様は、気軽にホテルに誘ってきます。
残念ながら、売り上げのために簡単に体を許してしまうキャバ嬢がいるのは事実。
遊び慣れたお客様は、これまでにキャバ嬢をホテルに連れ込めたという成功体験があるのでしょう。
やっかいですが、この手のお客様は「数打ちゃ当たる」と思っています。
成功体験の裏には、数々の失敗経験もあるということ。
あなたがホテル行きを断ったくらいで、キレたり指名替えしたりという心配は少ないです。
安心して適当に受け流しましょう。
閉店間際に来店する
閉店ギリギリに来て、店ではあまりお金を使わず、そのままアフターに連れ出そうとするお客様は下心を抱えている可能性があります。
キャバ嬢と過ごすのにお金も時間も使わないお客様は、簡単にホテルに誘ってくるでしょう。
なぜあなたはホテルに誘われてしまうのか
ホテルに誘われやすいキャバ嬢と、そうでないキャバ嬢がいます。
どこにその違いがあるのか解明していきましょう。
新人だから
とにかく新人キャバ嬢は狙われます。
新人は初々しさが売りな分、夜の世界に慣れていないことで「押したらいけるかも」と思われてしまうのです。
話し方がうぶだったり、動きがぎこちなかったりすると、お客様はあなたに狙いを定めます。
これは誰もが通った道です。
キャバ嬢としての貫禄が出てくれば、自然とホテルに誘われる機会も減っていきます。
最初でうんざりするとモチベーションが下がりますが、めげずにいきましょう!
隙があるから
お客様がホテルに誘うキャバ嬢には、共通した特徴があります。
それは「隙がある」ということ。
具体的にいうと
- ちょっと抜けた部分がある
- 流されやすい
- 感情的
などです。
ちょっとネガティブな印象が強いですね。
一切ミスがなく、自分の主張をはっきり述べ、淡々と理論的に語るキャバ嬢をホテルに誘うお客様はあまりいないでしょう。
しかし裏を返せば、このように隙がないキャバ嬢は人気が出ません。
隙があるというのは、夜の仕事において強みになります。
愛嬌があったり無防備だったりするのは、キャバ嬢としての色気につながります。
ホテルに誘われるのは困りますが、それだけあなたがいい「隙」を見せられている証拠でもありますよ。
自信がなさそうだから
自信がなさそうなキャバ嬢も、お客様のターゲットにされます。
この子は自信がなさそうだから、うまく断れないだろう
自信がない子は体を売って売り上げを立てようとするだろう
この子なら俺でもいけるだろう
などと思われることがあるのです。
逆に自信に満ち溢れているキャバ嬢に対しては
どうせ誘っても断られるだろうな
枕なんかしなくても売れる自信があるんだろうな
この子を口説き落とすなんて俺には無理
と感じます。
お客様の前では、嘘でも自信があるように振舞いましょう。
弱みを見せた瞬間に、お客様の口説き対象となってしまいます。
「俺にもいけそう」と思われているから
残念ながら、キャバ嬢としてのレベルがまだ足りない場合もホテルに誘われやすくなります。
トップ層ほど誘われにくいのは事実なんです。
その理由は「この子レベルなら、俺でもいけるだろ」と思われてしまうから。
売れっ子だったり、容姿がずば抜けてよかったりする子はあまり誘われません。
人気がない子や、垢抜けていない子のほうが狙われます。
私も新人の頃や売れていなかった頃は、毎回ホテルに誘われて病みました。
しかしだんだんと売り上げを伸ばしていくごとに、不思議とお誘いも少なくなってきたんです。
地下アイドルに対して「ワンチャンあるかも」と思う一般男性はいるでしょうが、石原さとみや新垣結衣に対して「ワンチャンあるかも」と思う人はいないはず。
自分のレベルを上げれば、嫌な誘いがだんだんなくなってきますよ。
明るくてノリがいいから
明るくてノリがいいのはとても素敵なことですが、それがあだとなることもあります。
お客様はノリがいい子をホテルに誘いやすいのです。
「自分の誘いを受け入れてもらえるだろう」「誘っても引かれないだろう」と考えているのです。
面倒なのに間違いはありませんが、この場合はそんなに気にすることはないでしょう。
お客様も半分冗談で誘っている可能性が高いです。
持ち前の明るさで、調子よくお断りすれば問題ありません。
ホテルに誘われるのを防ぐコツ
ホテルに誘われるシチュエーションを作らないことも大切です。
面倒ごとを防ぐためにできることをまとめました。
アフターでボディタッチしない
時にボディタッチは効果バツグンの営業方法になりますが、それは店内限定にしてください。
アフターの店でのボディタッチは、お客様を期待させてしまいます。
「この子、もしかして誘ってる…?」と勘違いさせてしまいかねません。
店では近い距離にいたとしても、アフターではある程度距離を取りましょう。
「店の中でしかいい思いはできない」と無意識レベルで思わせた方が、今後の来店にもつながりますよ。
タクシーに2人で乗らない
タクシーに2人で乗るのも危険です。
強引にホテルまで連れて行かれたり、車内でセクハラにあってしまうことも考えられます。
いくら紳士なお客様でも、お酒が入ると豹変する可能性があると心得ておきましょう。
個室に行かない
アフターで個室に行くのも危険です。
同伴ならまだ理性もあるでしょうし、時間になったら入店しなければいけないのでお客様もおとなしくしています。
しかし、だいぶお酒がまわって時間制限もないアフターでの個室はわけが違います。
あなたと2人きりになることで、気分が高まってしまう男性もいるでしょう。
ホテルに誘われないためには、お客様をその気にさせないことも大切。
できるだけオープンなバーや人が多くいる場所を選び、誘われにくくするのもポイントです。
アフター場所は自分で指定
アフターの店は、お客様にお任せしてはいけません。
慣れたお客様ならいいですが、日の浅いお客様ならあなたが主導権を握りましょう。
タクシーでしか行けないような店や、ホテルに近い店を指定されたら大変です。
口説きやすい店だと、ホテルに誘われる確率も上がってしまいます。
「ここなら大丈夫」という店をあらかじめピックアップしておき、誘われるムードになるのを回避しましょう。
お客様からホテルに誘われて病んだ女の子達へ
最後に、お客様からホテルに誘われて病んでしまった女の子達へ、同じ悩みを経験した私からお伝えしたいことがあります。
嫌な要求をされ続けるのは本当に辛いと思います。
上手にかわせないうちは悩んでしまって当然です。
「もうこの仕事やめたいな…」と思う日もあるでしょう。
しかし、どうか踏ん張ってキャバ嬢を続けてください。
お客様がキャバ嬢をホテルに誘うというのは「あるある」です。
誘われるのは当たり前と思っていれば、重く考えずに済みます。
そして「お客様は生もの」。
一生続くお客様なんて、いないに等しいのです。
いつかはあなたに飽きて、他の女の子に夢中になっていきます。
上手に対処すれば長持ちしますが、いつかは腐ります。
「そんなもんだ」という意識を持つことは、病まずに続けるために大切です。
お客様はいつか切れるものなので、常に新規顧客を開拓し続けましょう。
言い方は悪いですが「補給」し続けないと上には上がれません。
既存のお客様を大切にしつつ、新規開拓も手を抜かないようにするには顧客管理アプリが味方になってくれます。
みなさんの可能性を、たった数人の痛客につぶされるなんてもったいないですよ!
今はしんどくても、耐えて続ければ必ず明るい未来が見えてきます。
お客様にホテルに誘われたら上手にかわして売り上げを死守しよう!
お客様からホテルに誘われるのは、キャバ嬢にとって日常茶飯事です。
お客様が切れるのも、同じく日常茶飯事。
ホテル行きを断ることや、それでお客様が切れることを恐れないでください。
上手なかわし方を知っていれば、売り上げへの影響も最小限に押さえられます。
あまり考え込まず、お仕事を楽しんでくださいね。
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